自己保管庫

「魔法少女リリカルなのはシリーズ」の期間限定だった、二次創作ブログ。百合が主体の文章のみで、主に ”なのフェイなの” を取り扱い。

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ご無沙汰な文章でございます。

  1. 2014/11/18(火) 00:01:43|
  2. なのフェイなの
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  4. | コメント:0
うぇーい!
はい、久々に短文投下しますよっ!!

つい最近、某呟きどころでこっそり拾わせて頂いたネタだったりします。
うっかり萌えてしまったので、どうしても書きたくなってしまった……
じゃ、ジャンル違うから大丈夫だよねっ。と思いつつ、注意されたり怒られたりしたらさくっと消しますー(><)

今回は、ちとオリキャラがセリフ持ちで出てますがまあ「モブその1」と相変わらずなのフェイなのを際立たせる為の変わらぬ立ち位置です。
で、煙草ネタ

そんな感じです!
気になる方は 続き からどうぞー!(ぺこり)






■ きっと必死だったあの頃といま


「え~と……」

なのはは心底困っていた。
目の前にいる、年齢をその顔の皺や傷に刻み込んだ老齢の男性。
管理局員ではない彼。けれどもその人生を戦いの場で費やし、いまなのはが降り立っている世界を護ってきた戦士の一人であり、尊敬すべき先達者であった。
だが、しかし……

「なぁなあっ、吸ってみろって!」

と、こうも無邪気にニカリと笑って、悪気無くでもちょっと強引に煙草を勧めてくるのはどうにかして頂きたかった。
何度も素直に率直に、いっその事きっぱりと、なのはは断っているのだがどうしても何故かズズイと押して押して引くことをしてくれない。

「なにも、吸ったら死ぬってわけじゃねぇんだし、むしろ気に入るかもしれねーぞ? たまには冒険ってもんもしてみてもいいじゃねーか。な?」

などと言って、勧めてきた煙草を自分でくわえると、わざわざ新しい一本を取り出して火を着けてしまう始末。

「いや、でもですね?」

あぁ、この問答はこの煙草を受け取らねば終わらないのだろうか…となのはが半ば諦め、渋々ながら受け取るだけはしてみようと、今まさに手をあげようとした時だった。
スッ――と横合いから伸びてきた手が、老齢の戦士の手からその煙草を掠め取る。それを、思わずなのはと老齢の戦士の視線が追った。
鋼に覆われた手が、指先で煙草を持ちそれを口元まで持ち上げ、そして口にくわえ――

  すぅ―――……

静かに吸い上げる。じじじと火の着いた先が赤と熱を増して灰の部分を広げて行く。
ゆっくりとその煙を肺に満たす、間。

「…フゥーー――………」

そして、細く白い煙と息が一気に吐き出された。
紫煙がゆらゆらと霧散する中。残った煙草はくるりとその手の中で向きを変え、火を消すように、その先端が親指で潰される。それからそのまま、くしゃりと鋼の手の内に納められ完全に握り潰されて。

「新顔を見掛けたら、すぐにからかいのネタにするのは止めてくださいと言ってますよね?」

困ったように眉を下げて、苦笑する。
すると、老齢の戦士はクハハと笑う。

「おうおう、やるようになったなあ。執務官の嬢ちゃん! いやあ、もともと他の連中とは出会った当初から格が違ったがなあっ!!」
「……――いい加減にしないと、騎士カリムに言いますからね?」
「――っ!! あっ! いやっ!! まてまてまて! あれはいかんっ!! すまんっ!! ワシが悪かったこの通りだ! おおっとっ! 呼ばれておるようじゃなっ、暫し失礼!!」

豪快に笑う姿に、さすがのフェイトの眉間にも小さな皺が生まれたかと思うと、静かな声音で忠告するように呟かれた言葉。それに老齢の戦士は、なんとも分かりやすい狼狽姿を見せるとあれよという間にその場を立ち去ってしまった。その流れは何とも素早く絶妙で、止める間もなかった。

「……っ、けほ。けほっ――はあ…。もう、あれがなければほんとスゴい人なんだけどな」

老齢の戦士の姿が見えなくなってから、フェイトは小さく咳を零して言葉を崩しながら苦笑を浮かべる。
それをなのははぱちぱちと目を瞬かせながら見上げつつ、

「フェイトちゃん」
「こほっ――…ん。ん? なに、なのは?」

視線と呼び声にフェイトの赤い瞳がやんわりとなのはを見やりそれから、小首がちょこんと傾げられた。

「煙草って美味しい?」

そんなフェイトにつられるように、なのはもちょこんと小首を傾げて疑問を一つ。

「…………いや。煙草なんて、苦いし、口の中がイガイガするし、喉は何か痛くなるし、ちょっとでも吸うと何となく息苦しくなるし、で……。美味しくないよ」

べぇと舌を出して、フェイトがなんとも珍しい不快そうな顔を浮かべるものだから、なのはは思わず笑ってしまう。

「私は好きになれないなぁ。人によってはああやって四六時中吸ってるけど……臭いも苦手だよ」

口の中に残るんだ。と言ってそっとなのはの肩に額を寄せてぐりぐりと。それはまるで子供が甘えるような仕草。

「それでも、吸える理由は?」

よしよしとそのフェイトの頭を撫で、求められるままに甘やかしてやりながら、なのははくすくすと笑い続ける。

「…………昔は、私も若かったんだよ…。あんな感じの人、割といたし」

うー。とひと呻き。これにはたまらず、なのははあはははと声を立てて笑い出してしまった。
確かに、執務官なりたての頃のフェイトは、どこか尖っている所があったななんて思い出しながら。きっと、舐められないようにとか、今後の為にとか、考えて考えすぎて好きでもない物を嗜んだのだろう。
自分にも似たような頃があったし、経験もある。ので、なのはもフェイトのその気持ちが何となく分かった。

「若気の至りかぁ。フェイトちゃんにもあったんだ」
「そりゃぁ、ねぇ……」

ひょいっと。撫でてもらって満足したのか、顔を上げたフェイトはくすりと笑って見せた。

「あぁ。もしかしたら、夜にも、今度は酒を飲めってまた今みたいに言ってくるかもしれないけど、ハラオウン執務官に止められてるって言えばさっきほどしつこくはされないだろうから」
「了解しました」

あの人懲りないんだよ。まあそれくらいでないと、この地であれだけの人にはなれないのかもしれないけど。そう言って穏やかに笑うフェイトに、なるほどとなのはも微笑みを浮かべ。
そして、隣に佇みそろそろ戻るねという瞳を向けてきたフェイトを、なのはは軽く引っ張った。
抵抗せずに、なのはの引く力に任せ体勢を崩すフェイト。
きょとんとしているその人の唇へ、キスを。
触れるだけ。よりも少し先へ。そして、離れて、にゃははと笑う。

「口直し。……ほんと、苦いね」
「でしょ?」

こつんと額をくっつけて鼻を擦り合わせると、じゃあまたあとでと離れ、別れ、歩き出した。



 ――建物内。ゴミ箱を見つけると、フェイトは其処へ握りつぶした煙草を捨てた










あとがきという言い訳。
吸ってたのがバレて狼狽えるとか、吸っちゃだめとかぷんすこしちゃう時期を通りすぎて、互いにそんな若い時期があったよねぇって受け入れられる様になっているそんななのフェイでした!
でまあ、何が書きたかったって、フェイトさんがタバコを手甲をしている方の手で揉み消すシーンです(笑顔)
あ、フェイトさんがやったらかっこいよくね?が切っ掛けで、メインなのはさんでまとまりました(笑)
モブ爺ちゃんはとある戦争だか戦闘だかの多い世界の英雄みたいな歴戦の勇者。白髪白髭で筋肉質の浅黒い肌に傷痕一杯で勿論魔法使える魔法剣士とかそんなそんなどうでもいい裏設定はでも其処までしか考えてない(滅)
次元航行部隊に所属している執務官なフェイトさんがいつだか出会った爺ちゃまなんでしょうね(爆)

題名が無駄にシリアスです。が、深い意味は無いんです(ぁ



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