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自己保管庫

「魔法少女リリカルなのはシリーズ」の期間限定だった、二次創作ブログ。百合が主体の文章のみで、主に ”なのフェイなの” を取り扱い。

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文章『愛すべき人へ捧げるこの日』 H

  1. 2012/06/04(月) 22:33:42|
  2. その他で色々
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  4. | コメント:0

お誕生日おめでとうございますっ!!
はやてさんっ!!!!!



間 に 合 っ た !
この日は逃せねぇ感がパネぇです(キリッ
文章書けない期間に突入していたはずなのに、
はやてさんの誕生日 だ と !? そうだっ!今日じゃねぇかああああああっ!!!!
書かなきゃ!? 否、書きたい!!!(クワッ
と、思ったら書けました。
すげー、はやてさんぱぅわぁすげー←

ところで、今回。
はやてさんの お誕生日祝いが目的すぎてなのフェイなの 要素が在りませぬ
それどころか、もはや はやカリ 文章である。
――解せぬ(待て)
あ、でも前者要素無いのは毎回の事っぽいんだけども!
ちゃんとウチのメインのお二人、なのはさん と フェイトさんさすがに登場はしてますから!してますからねっ!!


ともあれ、でも はやて×カリム はちょっとーな方や。
登場してても、 なのフェイなの の要素無いなら。うん。
根本的になんぞ 微妙そう だから、パス。

そういった方々は、今回はスルーでお願いいたしまっす!(礼)


それでも、まぁいいわーと言う方は 続き へ、どうぞっ











□ 愛すべき人へ捧げるこの日 □






空が蒼い。
白い雲がたゆたう様に浮かび、穏やかな風がやんわりと頬を撫でて行く。
耳に届くのは、木々のざわめきとそして、少し離れた場所にある学院からの子供達の声。
思わずその平和さに、口元が緩んでしまうのは致し方ない。とは言え、普段からにやにやするなとか言われることが多い彼女からしてみれば、誰に何を言われる事もない、在る意味小さな笑みであった。
時折すれ違うシスター達に、ひらりと手を挙げ、どもーと軽い挨拶を告げながら辿り着いたのは、一つの扉の前。
躊躇いの無いノックを済ませると、室内から届いたのは、凛としたけれど穏やかな声だった。その声に、返事を返しながら扉を開く。
ふわりと香ったのは、優しい香り。
八神はやては、部屋の主に満面の笑みを向けながら室内へと踏み入った。



「やほ~、お邪魔するで。カリム」
「あら、はやて?」

相手がはやてだとは思わなかったのだろう、カリムは机の向こうで驚いたように瞳を瞬かせた。
それにはやては何処か満足したように頷くと、そのまま軽い足取りでカリムの横を通り過ぎ窓辺へと向かう。

「どうしたの? 今日は……――」

確か、仕事での用事は入っていなかった、と首を傾げた。すると金砂の髪がさらりと、首の動きと同じように流れ落ちる。

「いや、暇やったからちょお顔出しになぁ~」

よっこいせ。などと声を掛けながら、窓辺からソファの方へと移動して腰を下ろしたはやては、にかりと笑いながらそう。
それから、うろうろと視線を彷徨わせたかと思うと、あーとか呟きながらソファの背に頭を預け天井を見上げた。

「…………」

カリムは、そんなはやてを見ながら苦笑を零し、小さく肩を竦める。
はやてと出会った頃は、こんなはやてを見て狼狽えてしまった自分が居たが、今はもう慣れた……と言うかもはや毎年の事なので、見守ってやることしか出来ないのだと自分を納得させていた。
この日のはやては、何処か上の空で心此処に在らず。そんな姿にちょっとヤキモチを妬いてしまうのは、其れほどはやての事を好きになっている。という、証なのかもしれない。
カリムは、広げていた資料を閉じてペンを置く。
それから、椅子を少し引いて身体の向きをはやての方へと向けながら、視線は流して窓の外を眺め見やった。

「今日は、いい天気ね」
「そうやなー。ちょう気持ちええな」

ゆるく動く雲へと視線を移しながらカリムは、きっと目を瞑りながら、この世界の空ではない、空、を思い浮かべながらのはやての言葉に耳を傾ける。
優しい声音に含まれた、どこか拗ねたような音色。
カリムは、こんなはやての子供っぽさも好きだった。

「飛べたら更に最高なんやけど、手続きとかめんどいわー」

もう、勝手に飛んで始末書は書く。て割り切ればええんか?
などとのたまうはやてに、カリムはすくすくと声を立てながら笑ってやめなさいね? と少し窘める。

「え~。なのはちゃんとフェイトちゃんやったら、賛同してくれるのに」

確かに、今日であればはやての親友であるあの二人は、その願いを叶えてくれそうであると、カリムは思わず納得してしまう。
空と同じ色をした瞳を輝かせて笑顔で賛同する彼女と、赤を困ったように揺らめかせながらそれでも渋々首を立てに振ってしまう彼女の姿が目に浮かぶ様。

「……普通に地球の空を一緒に飛んで欲しい。って言えば、あの二人ならちゃんとした許可を取ってきてくれるんじゃないかしら?」

でもと、カリムは思考を巡らせて、出た言葉。
きっとあの二人であれば、苦もなくあっという間に許可を取り付けてくるだろう。日頃の行いや、空と海のエースである二人の人望に掛かれば、それこそ理由も聞かずに二つ返事をする局員も居るはずである。

「それじゃ、つまらないやん? こう、いつ怒られるか分からんドッキドキ感をなー」

あぁ、きっと子供の頃はそうだったんだろうなと思わせる、そんな過去を懐かしむようなはやての言葉に、カリムはくすくすと笑って見せた。
陸海空のエース達は、今でこそその人望や手腕や優秀さで羨望や嫉妬を集める人物達ではあるが、幼き頃はどれほど周りを巻き込んだやんちゃをしていたのだろう。今度、海のエースの兄に話を聞いてみるのも面白いかもしれないと、カリムは胸中で呟いて、そうしいて視線をはやてへと向けた。
其処には、とうとうソファ一つを陣取って横になるはやての姿。
自然と口にしていた二人の存在が今日、側に無い事が不満で拗ねている子供。

(かわいい娘ね)

そう思わずには居られない。
カリムは、腰を上げると静かな足音と共にはやてが横になるソファへと進む。
閉じていた瞼が上がり、海のような深い蒼が一つカリムへと向けられた。

「座ってもいいかしら?」
「かまっへんよ~」

はやてが上半身を上げ、空けた場所。其処に腰を下ろすと、其れが当たり前のようにはやてはカリムの膝へと頭を下ろす。

「今日は、えぇねん」
「そうね」

言い訳をするように、顔を隠してしまうはやてに、カリムはくすりと笑みを浮かべ、大地の色をした髪を梳いてやる。

「明日は、みんなで一緒に地球に行くよ」
「そう、ゆっくりしてきなさい」
「夜には帰ってくるけどな」
「それでも、ね?」
「ぅん……」

すりとすり寄ってくるはやてをカリムは甘やかす。
はやての家族がする甘やかし方ではなく、はやての親友がする甘やかし方ではなく、カリムだけのはやての甘やかし方で。
そうして、何時しか聞こえてくる小さな寝息。
疲れているのだろう。カリムははやての頭を優しく撫で続けた。


そんな静かな時がどれくらい流れただろう。はやてが完全な眠りへと落ちた頃、静かに扉がノックされた。
どうぞ。それは、念話で相手へ。今のこの部屋の状態を知っているのかと思わせる、ノックの前に届いた直接の声に返答しただけになるのだが。
ともあれ、その返事で音もなく開かれる扉。
まずひょこりと覗いたのは、明るい金の輝き。

「おじゃましま~す?」

室内を見やった、赤と翠のオッドアイが驚いた様に瞬いた。

「失礼します、騎士カリム」

それから、優しい声が続いて栗色が現れる。蒼い空が穏やかな光を称えていた。
そんな蒼の出現に今度はカリムが驚きに目を瞬かせたが、直ぐににこりと微笑み、

「こんにちは、ヴィヴィオ。それから、なのはさん」

そう部屋へと招き入れた二人に挨拶を返し、それから此処からでごめんなさいと告げた。

「いえ、お気になさらないで下さい。ところで、はやてさん寝てるんですか?」

ととっ、と好奇心旺盛に近づいたヴィヴィオだが、生憎とはやての寝顔は見ること叶わず、少し残念そうに肩を竦める。そんなヴィヴィオに続いたなのはは、くすりと笑ってカリムへと視線を向け。

「騎士カリムには、甘えたモードなんですね。はやてちゃん」
「そう、なのかしら?」
「はい、そうです」

互いに、眠るその人の事をよく知る二人は視線を交わし合うと、くすくすと笑い合った。蚊帳の外になってしまったヴィヴィオはそんな二人に対して、肩をまた違う意味で竦めてから、小さく笑う。まったくもう、と。

「でも、なのはさん。今日は、お仕事だったのでは?」
「えぇ、教導が入っていたんですが早めに終わったので――」
「終わらせた。の、間違いでしょ? ママ……」

姿を見たときの驚きの答えを其処に乗せ、カリムが小首を傾げながら訪ねると、なのはは満面の笑みで答えた。が、それにヴィヴィオが付け足すように言葉を続け、なのはに小突かれる。

「人聞きの悪いことを言わないの。本当に早く終わったんだよ? ちょっとがんばっちゃったけど」
「ママが、がんばるとか、今回の生徒が可哀想でならないです」
「ヴぃーヴぃーおー?」

そんな親子の微笑ましいやりとりは、はやての眠りを妨げぬように小声で小さくじゃれるように。

「はやてちゃんに怒られるようなやり方は、してません」
「念を押されてたもんねー」

うんうんと頷く二人に、カリムはたまらず肩を振るわせ笑ってしまう。

「でも顔を見に来ただけなので。お邪魔して早々ですが、戻りますね。書類の方も終わってないので」

そこで、なのははカリムへと向き直りそれからはやてへと視線を下ろしてそう言った。
ヴィヴィオも、はやてを見下ろしながら、因みに私は偶然見つけた母に着いて来ちゃっただけですので。なんて笑う。その言い方から、きっと一緒に戻るつもりなのだろう。

「はやてが残念がりそうだわ」
「来たって言わなければ、大丈夫ですよ」

いたずらっぽく笑うなのはの隣で、ヴィヴィオが呆れたように肩を竦めた。

「入れ替わるようにフェイトちゃんが、と言う事も無いので」
「あら、てっきり来るのかと」

瞳を瞬かせたカリムに、なのはの言葉を継いでヴィヴィオが続ける。

「フェイトママは、うっかり地球の実家に忘れたらしい仕事の資料を取りに、朝慌てて家を出ました」
「で、うっかり忘れた資料の回収ついでに、家族の顔を見たり友達の顔を見たり、ちょっと懐かしい所に行ってみたりとかしてきなさいって、ワーカーホリック気味のフェイトちゃんに言っておきました。ちょうどいい、息抜きになりますから」

にこりと、なのは。
確信犯達は、平然と自分達の企みと計画を口にする。
ああ、なんて愛されているんだろう。
カリムは、慈愛の笑みを浮かべ。そうですねと、なのはとヴィヴィオに頷いて見せた。


そうして、結局はやてを起こす事もなく去っていった母娘。

静かになった室内には、はやてがやって来た時に開け放たれた窓から、撫でゆく優しいが風が吹き込んで。
カリムは、そっとはやての髪を梳いた。

「阿呆ちゃうか」
「――でも、素敵な親友ね」
「当たり前や」
「嬉しい?」
「今度絶対しばいたる」
「そう」

ぎゅうと抱きついてくるはやての背を、カリムはあやすように優しく優しく叩いてあげた。





「じゃぁ、そろそろ行くね」
「はいはい、気を付けなさい」
「今度は、なのはちゃんとヴィヴィオちゃんも一緒にね?」
「うん、はやてによろしく」
「いや、それは此方のセリフだから!?」

そんな最後のやり取りを経て、ひらりとフェイトはアリサとすずかに手を振って別れた。
久しぶりに会った幼なじみ二人は、相変わらずで、また早いうちに会えるといいなと笑みを浮かべ。見慣れた部分と見慣れぬ新たな部分が点在する街並みを進む。
少し足早になるのは、ちょっとゆっくりし過ぎたかなと言う僅かな焦りと、早く報告したいと言う想いの結果。
たどり着いたのは、高台。
其処からの景色は、当時のそれと変わりが無い。広がる街並みの中には変化があるのだろうが全体的な雰囲気は、確かにあの頃のままだった。
フェイトは足を止め、空を見上げた。
蒼い蒼い、高い空。視界の端には、街並みと、深い青の海が在る。

「リインフォース。久しぶりだね、はやて達は明日来るって。なのははその後、ヴィヴィオとたぶん私も一緒に、かな? みんな元気でやってるよ。それでね――」

昔の思い出話ではなく、今の自分達の話を。
キミの主の、私たちから見た姿のその話を。











「おい、なのは。はやてが怒ってたけど、何しやがった」
「え? 何もしてな――」
「ところで、なのはちゃん。この間、とある教導官の教導がキツかったらしくて、医務室が混んじゃったんだけど心当たりあるかしら?」
「っ!!」

冷たい鉄槌の騎士の視線と、笑ってない湖の騎士の目線に晒され、高町なのはは逃走した。


「テスタロッサ。主はやての命だ、大人しく捕縛されろ」
「え?」
「兄の所へ、強制連行との事だ」
「えっ!?」

剣の騎士の至極まじめな物言いと、盾の守護獣の少々呆れたような言葉に、フェイト・T・ハラオウンはじりじりと後退を始めた。



そんな、主思いの騎士達とのやり取りの後。親友思いの二人は、報復である謹慎処分と言う名の休暇を取らされたらしい。

  ――というのは、後日のお話。
















あとがきと言う言い訳。
つい、「あ。カリムさんとの絡みが書きたい」と思ったせいで完全はやカリ文章となりました。誰得←
そんなカリムさんが、カリムさんらしく無い気はするんですがそれでも予想外に話を持って行ってくれました。さすがカリムさんっ!(待て)
そして、うっかりヴォルケンの皆を入れ忘れ「あ゛ーっ!!」ってなった結果が最後です(爆)
まさかのヴィヴィオが出てくるとは思いませんでした。あと、アリサさんとすずかさんも然りげ無くとか(をぃ)
んでもって、フェイトさんのうっかりは三日程前から準備されてたようで(ry
しっかしウチのなのはさんとフェイトさんは、この日はやてさんと守護騎士達とそしてリインフォースの為に自重しませんね。うん、仕方ない。
因みに、文章中に誕生日という表記をしていないのは仕様デス。敢えて書かないでそれらしく匂わせる程度にしてみました。っていう面倒な事しました。


そんな感じで、まあ兎に角!
誕生日おめでとうございますだよ!はやてさんっ!!!って事なのです!(≧▽≦)





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